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Namelessまとめ2。
田村君。会話文オンリー。
「あー、生きるの面倒くせぇなぁ。考えない葦になりてぇ」
「それ、ただの葦ですよ」
――――
ぐれーてる「おい。か、か……かぷ、か、」
カプリット「どうした。クラムボンか」
トレニア「まぁ! ぐれーてるちゃん様ったら、お酒になるのを待っているのね! トレニアはてっきりクラムボンはプランクトンの親戚だと思っていたのに、そんな事なくて残念きわまりないけど妄想は無限大。トレニアの脳内ではいつだってトレニアが正しいのです!」
ぐれーてる「違ぇよ! 俺はただ、その、リー……か、カプ……カプ、あの……」
カプリット「カプリコか」
トレニア「まぁ! ぐれーてる君野郎ったら、小腹がすいているのね! ですがトレニアの持っていた食物は全てミズハシ様に謙譲してしまったの。やだ! これは兵糧責めで御座いますわ! けれどもしかし、トレニアはご飯を食べる必要がないのでモーマンタイだったりするのよ、策士は策に溺死してしまったのです。そのかわりトレニアは日光を必要とする……植物? 光合成、だと、……いうの……?」
ぐれーてる「だから違ぇって! 嗚呼、もういい! どうでもいいよ、面倒くせぇ」
カプリット「なんなんだ、あいつは」
トレニア「……可愛らしいですね」
◆
ぐれーてる「バティドゥア」
バティドゥア「何?」
ぐれーてる「バティドゥアバティドゥアバティドゥアバティドゥア」
バティドゥア「やめろ。おぬしに連呼されると、拙者の名前の価値が下がるでござる」
ぐれーてる「バティドゥアは普通に呼べるのにな……」
バティドゥア「今のは普通か? 乱雑に言ってたようにしか思えぬでござるよ……」
ぐれーてる「バティドゥアー」
バティドゥア「だから何でござるか、ぐれーてる……殿」
――――
「ミズハシ」
「なんですか」
「うちにもあれが欲しい」
「どれですか?」
「あれだ」
「ふむ」
「ぐれーてるに似ていないか?」
「……そうですか?」
「そうだ。よく見てみろ。似てるだろう?」
「……」
「お、あれも欲しいな」
「ぐれーてるさんに似てるからですか?」
「ああ」
「……ふむ」
◆
「カプリットさんが、最近何を見ても『ぐれーてるさんに似てる』って言うんですよ」
「いつもの事でござるよ。やはり、ぐれーてる殿が恋しいのでござろう。好きに言わせてやってくれ」
「だからと言って、ポイポイくだらない物を買わされまくっても困るんですけどね……」
「買ってしまうおぬしにも問題がある、と拙者は思う」
◆
「よく帰ったな、ぐれーてる」
「おう。疲れた」
「長旅だったな」
「俺に会えなくて寂しかったか?」
「まさか。そうだ、帰省祝いにこれを見せてやろう」
「どれだよ。面倒くせぇな」
「これだ。……どうだ? 貴様に似てないか?」
「……。いや、似てねーだろ」
「そうか?」
「どう見てもポストだろ、これ」
――――
「トレニアもござりたい」
「は? ござりたいとは……?」
「ウフフ、『ござる』という語尾を華麗に使いこなす事でしてよ。そう、お前様のようにね!」
「なるほど。しかし、拙者なんてまだまだでござるよ」
「ご謙遜なさらずに。見事な『ござる』さばきで御座います」
「いやぁ。照れるでござる」
「いつか、バティドゥアっ子のような『ござる』を身につけ、ござリンピックにて泣く泣くの銀をとるのがトレニアのドリーム、夢、夢なのよ。夢は大きければ良いと思うけれど、時には妥協も必要。トレニアは二位で十分ですわ。一位はバティドゥアンにお譲りいたします。トレニアの屍は越えるためにあるのよ」
「なんと! だが、師匠としては弟子に越えていただきたいと思っている!」
「ととと、とんでもありませんわわわ! トレニアなんてまだまだひよっこでしてよ! 卵から孵って間もないのです!」
「しかれども、次世代へと『ござる』を伝えるのは弟子であるおぬしの役目だ」
「バティドゥア様……! いえ、師匠!」
「拙者の修行は厳しいでござるよ、弟子!」
「ええ、承知の上の事! ござってます! 見事にござってますわ、師匠!」
「おい、誰かあいつら黙らせろよ」
――――
「おかえり、ミズハシ。待っていたぞ。ご飯にするか? それとも、風呂……」
「カプリットでお願いします」
「……」
「……」
「いや、カプリットは、駄目だ」
「そうですか。残念です」
――――
「トレニア、ミズハシ様の事好きー」
「はいはい」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……ミズハシ様は?」
「俺も好きですよ」
「うふふ、式はいつにいたします?」
「是非来世で!」
――――
「トレニア、実はバティドゥア様の事も好きなのよ」
「なんと!」
「バティドゥア様は、トレニアの事お好きだったり大好きだったり愛してたりしちゃったり?」
「好きでござるよ」
「まぁ! 式はいつにいたしましょう?」
「おぬしの耳が尖った日が良いでござる」
「早速明日耳のパーツを付け替えてまいりますわ!」
「では、式は明日でござるな!」
「幸せにしてくださいな!」
「無論でござる! むしろ拙者を幸せにしてくれ!」
「こうして二人は幸せになりましたとさ!」
「FIN!」
――――
「ミズハシに、普段の感謝の意を込めて何かを贈りたい」
「それを本人に相談しちゃうんですか」
「貴様が欲しいものを贈るのが一番かと思ってな」
「特に何もいりませんよ」
「何でも良いぞ。最強の私をなめるな!」
「なめてるわけじゃありませんよ」
「なら、何でも言え」
「俺は、カプリットさんが幸せそうに笑ってくれていたら、もうそれで十分です」
「……」
「……」
「……は?」
「いや、『は?』じゃなくてですね……」
◆
「ミズハシの奴、せっかくこの私が何かを贈ってやろうと言っているのに、くだらんものしか要求してこない。あいつ、絶対最強をなめてるな」
「物の価値は、個人個人によって違うものです。彼の価値観は、他の誰かが決めて良いものではありません」
「……」
「カプリット様にとってくだらないものに思えても、彼にとってはきっとそれは特別なものなのです」
「はん。奴はあんなものに価値を見出すのか。それこそくだらん」
「と言いつつ、照れてらっしゃいますね。カプリット様」
「うちの事務所の奴はくだらん事を言うのが好きだな。捨てられたくなかったら黙っていたほうが得策だぞ、不良品」
「うふふ」
◆
「おい、ミズハシ」
「はい」
「……」
「……」
「……にこっ!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……せめて何か言いたまえよ」
◆
「……駄目だった」
「おかしいですね。カプリット様、何かをお間違えになったのでは?」
「そんな馬鹿な……。やはり慣れない事はするものではないな」
「慣れてしまえば良いのでは?」
「いいや、やはり私にはああいう笑みは似合わんよ」
「まぁ! もったいない!」
◆
「ミズハシ殿。如何した、ぼうっとして」
「……いえ、さっきカプリットさんがきて」
「ほう」
「急にニコッと微笑んで、去っていったんですが」
「あやつの行動は予測出来ぬからな」
「ですよね。わけが分かりません」
「分かろうとしないほうが良いでござるよ。もはや別の次元の生物と思ったほうが良い」
「そこまで言いますか!? ……でも、可愛かったです」
「そうかそうか」
――――
「よく帰ったな、ミズハシ。今日は良い夫婦の日らしいな。特別に、今日は豪華な食事を用意したし、ちょっとお高い入浴剤を使ってみたぞ。先に食事にするか? それとも、風呂にするか?」
「特別なカプリットでお願いします」
「悪いが、カプリットは今切らしている」
「それ、ただの葦ですよ」
――――
ぐれーてる「おい。か、か……かぷ、か、」
カプリット「どうした。クラムボンか」
トレニア「まぁ! ぐれーてるちゃん様ったら、お酒になるのを待っているのね! トレニアはてっきりクラムボンはプランクトンの親戚だと思っていたのに、そんな事なくて残念きわまりないけど妄想は無限大。トレニアの脳内ではいつだってトレニアが正しいのです!」
ぐれーてる「違ぇよ! 俺はただ、その、リー……か、カプ……カプ、あの……」
カプリット「カプリコか」
トレニア「まぁ! ぐれーてる君野郎ったら、小腹がすいているのね! ですがトレニアの持っていた食物は全てミズハシ様に謙譲してしまったの。やだ! これは兵糧責めで御座いますわ! けれどもしかし、トレニアはご飯を食べる必要がないのでモーマンタイだったりするのよ、策士は策に溺死してしまったのです。そのかわりトレニアは日光を必要とする……植物? 光合成、だと、……いうの……?」
ぐれーてる「だから違ぇって! 嗚呼、もういい! どうでもいいよ、面倒くせぇ」
カプリット「なんなんだ、あいつは」
トレニア「……可愛らしいですね」
◆
ぐれーてる「バティドゥア」
バティドゥア「何?」
ぐれーてる「バティドゥアバティドゥアバティドゥアバティドゥア」
バティドゥア「やめろ。おぬしに連呼されると、拙者の名前の価値が下がるでござる」
ぐれーてる「バティドゥアは普通に呼べるのにな……」
バティドゥア「今のは普通か? 乱雑に言ってたようにしか思えぬでござるよ……」
ぐれーてる「バティドゥアー」
バティドゥア「だから何でござるか、ぐれーてる……殿」
――――
「ミズハシ」
「なんですか」
「うちにもあれが欲しい」
「どれですか?」
「あれだ」
「ふむ」
「ぐれーてるに似ていないか?」
「……そうですか?」
「そうだ。よく見てみろ。似てるだろう?」
「……」
「お、あれも欲しいな」
「ぐれーてるさんに似てるからですか?」
「ああ」
「……ふむ」
◆
「カプリットさんが、最近何を見ても『ぐれーてるさんに似てる』って言うんですよ」
「いつもの事でござるよ。やはり、ぐれーてる殿が恋しいのでござろう。好きに言わせてやってくれ」
「だからと言って、ポイポイくだらない物を買わされまくっても困るんですけどね……」
「買ってしまうおぬしにも問題がある、と拙者は思う」
◆
「よく帰ったな、ぐれーてる」
「おう。疲れた」
「長旅だったな」
「俺に会えなくて寂しかったか?」
「まさか。そうだ、帰省祝いにこれを見せてやろう」
「どれだよ。面倒くせぇな」
「これだ。……どうだ? 貴様に似てないか?」
「……。いや、似てねーだろ」
「そうか?」
「どう見てもポストだろ、これ」
――――
「トレニアもござりたい」
「は? ござりたいとは……?」
「ウフフ、『ござる』という語尾を華麗に使いこなす事でしてよ。そう、お前様のようにね!」
「なるほど。しかし、拙者なんてまだまだでござるよ」
「ご謙遜なさらずに。見事な『ござる』さばきで御座います」
「いやぁ。照れるでござる」
「いつか、バティドゥアっ子のような『ござる』を身につけ、ござリンピックにて泣く泣くの銀をとるのがトレニアのドリーム、夢、夢なのよ。夢は大きければ良いと思うけれど、時には妥協も必要。トレニアは二位で十分ですわ。一位はバティドゥアンにお譲りいたします。トレニアの屍は越えるためにあるのよ」
「なんと! だが、師匠としては弟子に越えていただきたいと思っている!」
「ととと、とんでもありませんわわわ! トレニアなんてまだまだひよっこでしてよ! 卵から孵って間もないのです!」
「しかれども、次世代へと『ござる』を伝えるのは弟子であるおぬしの役目だ」
「バティドゥア様……! いえ、師匠!」
「拙者の修行は厳しいでござるよ、弟子!」
「ええ、承知の上の事! ござってます! 見事にござってますわ、師匠!」
「おい、誰かあいつら黙らせろよ」
――――
「おかえり、ミズハシ。待っていたぞ。ご飯にするか? それとも、風呂……」
「カプリットでお願いします」
「……」
「……」
「いや、カプリットは、駄目だ」
「そうですか。残念です」
――――
「トレニア、ミズハシ様の事好きー」
「はいはい」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……ミズハシ様は?」
「俺も好きですよ」
「うふふ、式はいつにいたします?」
「是非来世で!」
――――
「トレニア、実はバティドゥア様の事も好きなのよ」
「なんと!」
「バティドゥア様は、トレニアの事お好きだったり大好きだったり愛してたりしちゃったり?」
「好きでござるよ」
「まぁ! 式はいつにいたしましょう?」
「おぬしの耳が尖った日が良いでござる」
「早速明日耳のパーツを付け替えてまいりますわ!」
「では、式は明日でござるな!」
「幸せにしてくださいな!」
「無論でござる! むしろ拙者を幸せにしてくれ!」
「こうして二人は幸せになりましたとさ!」
「FIN!」
――――
「ミズハシに、普段の感謝の意を込めて何かを贈りたい」
「それを本人に相談しちゃうんですか」
「貴様が欲しいものを贈るのが一番かと思ってな」
「特に何もいりませんよ」
「何でも良いぞ。最強の私をなめるな!」
「なめてるわけじゃありませんよ」
「なら、何でも言え」
「俺は、カプリットさんが幸せそうに笑ってくれていたら、もうそれで十分です」
「……」
「……」
「……は?」
「いや、『は?』じゃなくてですね……」
◆
「ミズハシの奴、せっかくこの私が何かを贈ってやろうと言っているのに、くだらんものしか要求してこない。あいつ、絶対最強をなめてるな」
「物の価値は、個人個人によって違うものです。彼の価値観は、他の誰かが決めて良いものではありません」
「……」
「カプリット様にとってくだらないものに思えても、彼にとってはきっとそれは特別なものなのです」
「はん。奴はあんなものに価値を見出すのか。それこそくだらん」
「と言いつつ、照れてらっしゃいますね。カプリット様」
「うちの事務所の奴はくだらん事を言うのが好きだな。捨てられたくなかったら黙っていたほうが得策だぞ、不良品」
「うふふ」
◆
「おい、ミズハシ」
「はい」
「……」
「……」
「……にこっ!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……せめて何か言いたまえよ」
◆
「……駄目だった」
「おかしいですね。カプリット様、何かをお間違えになったのでは?」
「そんな馬鹿な……。やはり慣れない事はするものではないな」
「慣れてしまえば良いのでは?」
「いいや、やはり私にはああいう笑みは似合わんよ」
「まぁ! もったいない!」
◆
「ミズハシ殿。如何した、ぼうっとして」
「……いえ、さっきカプリットさんがきて」
「ほう」
「急にニコッと微笑んで、去っていったんですが」
「あやつの行動は予測出来ぬからな」
「ですよね。わけが分かりません」
「分かろうとしないほうが良いでござるよ。もはや別の次元の生物と思ったほうが良い」
「そこまで言いますか!? ……でも、可愛かったです」
「そうかそうか」
――――
「よく帰ったな、ミズハシ。今日は良い夫婦の日らしいな。特別に、今日は豪華な食事を用意したし、ちょっとお高い入浴剤を使ってみたぞ。先に食事にするか? それとも、風呂にするか?」
「特別なカプリットでお願いします」
「悪いが、カプリットは今切らしている」
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